沖縄県人口増加計画の意義・目的
「沖縄県人口増加計画」ってなに?どうして人口は減ってしまうの?
- 沖縄県の人口は平成37年(2025年)前後にピーク(144.3万人)を迎え、減少に転じることが見込まれています。
- 増加基調にある現段階から、積極的な人口増加施策を展開し、地域の活力と成長力を維持・発展させる必要があります。
- 計画期間は平成26~33年度の8年間(沖縄21世紀ビジョン基本計画の終了年度)です。
本計画を、まち・ひと・しごと創生法第9条の沖縄県版まち・ひと・しごと創生総合戦略として位置付けております。
沖縄県の人口推移と予測(年齢3区分別)
人口減少につながる要因の分析
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1
合計特殊出生率の低下
年少世代
本県の合計特殊出生率(1.90)は、全国で最も高いのですが、人口が増加も減少もしない出生水準(2.07)を下回る状況が続いています。その低下の要因は、未婚化・晩婚化の進行です。
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2
子育て環境の問題
年少世代
本県の待機児童数は全国的にも高い水準にあり、大きな課題となっています。保育所創設等による定員増や保育所以外の施設の活用も必要です。
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3
死亡者数の増加及び平均寿命の伸び悩み
老年世代
高齢化の進行に伴い、総人口に対する死亡者数の比率が上昇しています。本県の平均寿命は順位を下げています。
男性4位(H7)→26位(H12)→25位(H17)→30位(H22)
女性1位(H7)→1位(H12)→1位(H17)→3位(H22)
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4
社会増の伸び悩み
現役世代
本県の社会増減は、本土の景気に左右されています。多くの移住者が沖縄に来ていますが、様々な理由から戻ってしまう人も多いようです。
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5
離島の人口減少
現役世代
離島全体ではおおむね横ばいですが、石垣島など一部の離島を除きほとんどが減少しています。
各世代に応じた対策を総合的に実施する必要